3倍レバナスTQQQ元本1000万円を4%ルールで取崩してみた!【FIREシミュレーション】

投資

米国内外の最大の非金融企業100社で構成されるNASDAQ100。
それに3倍をレバレッジをかけた米国ETFとして「TQQQ」があります。

ちなみに2倍レバレッジの米国ETFは「QLD」であり、投資信託としては、代表的なものとして、大和アセットマネジメント社のiFreeレバレッジ NASDAQ100があります。

これらは、NASDAQ指数にレバレッジをかけて、日次の倍の運用成績を求める商品のため、通称「レバナス」と呼ばれています。

今回は、ナスダック100インデックス(NDX)の運用実績の3倍となる日次投資結果を目指すETFである3倍レバナス「TQQQ」を使って、4%ルールで取り崩すシミュレーションをしてみました。

TQQQの基本情報

正式名称:ProShares UltraPro QQQ(プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ)
運用会社:プロシェアーズ社
テーマ :米国ETF・レバレッジ型ETF
運用開始:2010年2月
経費率 :0.98%
総資産額:116.25億ドル

TQQQの主要構成銘柄:2022年12月時点の構成銘柄上位20は以下の通りです。

 運用開始は2010年から開始された比較的若いETFとなりますが、運用資産額は116億ドルと、1ドル=130円とすると、1兆5千億円ほどの巨大ETFとなります。
ちなみに等倍NASDAQのETFであるQQQは約20兆円規模、2倍レバETFのQLDは3000億円規模です。
QLDよりTQQQの方が人気なのは少し意外ですね。それだけ米国人はリスク許容度が高いのでしょうか。
 また、2022年12月時点では上位6社のITハイテク企業のいわゆるGAFAMで占められています。
GAFAMを代表とするハイテク銘柄を多く含むNASDAQは、グロース株の市場であり、圧倒的成長力を誇りますが、金利上昇局面は株価が下がる傾向にあります。
S&P500に比較して、値動きが大きいNASDAQにさらにレバレッジをかけて、値動きを大きくしているTQQQを保有するには、なかなかの精神力がいりますね。

TQQQの年別リターン

さて、TQQQは実際どういった値動きをしているのでしょうか。
下図に設定来チャートを載せています。

どうでしょう。S&P500と比較してとんでもない上昇をしていますね。
また上昇もしていますが、ダウン幅もかなり大きいですね。
まさに、じゃじゃ馬の形容詞がピッタリのETFです。

年別のリターンを計算すると下図のとおりです。

100%超えの年が4回もありますが、2022年はなんと79%ダウン(笑)
2022年初に1000万円持っていたとしたら、210万円まで下がるということです。
うーん、なかなか厳しいですね。

元手1000万円でTQQQの取崩しシミュレーションしてみた!

取崩しシミュレーションの前提条件

・元金1,000万円
・TQQQの運用開始が2010年2月のため、2010年3月1日に購入
・初回に購入した以降は、一切に追加購入せず、積立もしない
・毎年年末に総資産額の4%を取崩しする
・金額は円表記をするが、購入時と為替レートは変わっていないものとして、ドルベースの資産額の変動を採用
・取崩し時の税金は、取崩し額のうち、利益見合い額に対して20.315%がかかると想定

2017年あたりからの取崩し額がすごいですね。
2021年なんかは3500万円を取崩しています。
ただ、2022年は一気に700万円にダウン。
700万円も十分にすごいですが、前年の3500万円の知っているせいか何か少なく感じますね笑
資産額も10億円から一気に2億円・・・金銭感覚がよくわからない状態になりそうですね。

私の投資戦略

実は、前提条件として元手1000万円としたのは理由があって、
私はFIREを目指しているのですが、資産額の一つの目標として1億円を
目指してコツコツ頑張っている最中です。
日々の節約によって支出を抑え、浮いた分を投資に回し、運用しながら1億円を目指しています。
S&P500のような優良インデックスやレバナスなどのレバレッジ商品を組み合わせながら運用しているわけですが、仮に皮算用として1億円保有したと仮定した場合に、どれだけレバレッジ商品にまわせるだろうかと考えた際、自分のリスク許容度なら10%までならまわせると考えました。

FIRE後はなるべく資産を減らさず、生活に必要な生活費を得ていくことになりますが、必要最小限度の金額で生活が面白くない、できればたまにはパァっーと豪遊したい、そう思い、爆発的な上昇が見込めるTQQQを一部保有して、その取崩し額を日々の生活費とは別枠のあそびとして活用できないかと考えたわけです。

上記で計算したとおり、TQQQの4%ルールによる取崩し額は夢があります。
ただ乱高下は相当の覚悟が要ります。
でも、他にFIRE用の資金を確保した上でのあそび枠での余剰資金での運用なら、リスクを最大限取って、運用がマイナスだったら仕方ない、プラスになればラッキーぐらいの感覚で運用できればと思っています。

人間は意志が弱い人間なので実際運用してみないと自分がどう感じるかわかりませんがね。
一つのドリームとしてエンタメとしてシミュレーションを見ていただき楽しんでもらえればと思いました。

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